ホームページの基本4点セット【選ばれる福祉事業所へ シリーズ②】
前回は、福祉事業所が「制度に守られる時代」から「選ばれる時代」へと移り変わってきていること、そして支援という価値を言葉にして届けることの大切さについてお話ししました。
とはいえ、思いを込めて情報発信をしても、そもそも見つけてもらえなければ意味がありません。今回は、ホームページを「見つけてもらえる」状態にするための、基本の考え方を整理します。
Webマーケティングの全体像を知る
Webマーケティングとは、自社のホームページやSNSを使って、お客様に見つけてもらい、興味を持ってもらい、最終的に問い合わせや申込みにつなげる一連の活動です。
この流れは、次の4段階で考えると分かりやすくなります。
- 認知:保護者や求職者が、はじめてサイトを見つける
- 興味・関心:会社の雰囲気や信頼性を確認する
- 検討:他の事業所と比べて考える
- 行動:実際にお問い合わせ・見学予約・応募をする
この段階が進むごとに、対象となる人数は自然と絞られていきます。ホームページ全体を見直す際は、「今、自分たちのサイトはどの段階で人を取りこぼしているのか」を意識することが出発点になります。
「広告」と「検索で見つかること」は、性質がまったく違う
Webで人に見つけてもらう方法には、大きく分けて「広告」と「SEO(検索結果対策)」があります。
広告は、お金を払えばすぐに目立つ場所に表示されますが、支払いを止めれば表示もすぐに止まります。一方でSEOは、効果が出るまでに数週間から数ヶ月という時間がかかりますが、一度評価されれば、広告費をかけ続けなくても表示され続けるという特徴があります。
多くのユーザーは検索結果の1ページ目しか見ないと言われています。だからこそ、「検索で見つかること」自体が、事業所にとっての資産になっていきます。
今すぐ確認したい、内部対策の基本4点
SEOと聞くと難しい裏技のように感じるかもしれませんが、実際にはとても地道な積み重ねです。まず確認したいのは、次の4点です。
- titleタグ:ページごとのタイトル。会社名だけでなく「地域名」「サービス名」を入れることで、検索されたい言葉と一致しやすくなります
- meta descriptionタグ:検索結果でタイトルの下に表示される説明文。「このページに何が書いてあるか」が一目で分かる文章にします
- 見出し(hタグ):ページ内の見出しにも、検索されたい言葉を自然に含めます
- サイトマップの送信:サイト内の全ページ一覧を、Google Search Consoleに送信し、Googleに存在を伝えます
いずれも、専門知識がなくてもホームページの管理画面から確認・修正できる項目です。まずはこの4点が空欄になっていないか、チェックしてみることをおすすめします。
SEO対策の大前提は「情報の正確性・一貫性」
どんなにキーワードを工夫しても、土台となる情報が整っていなければ効果は半減してしまいます。
- 廃業した事業や、過去のキャンペーン情報が残っていないか
- 似たような内容のページが重複していないか
- 「株式会社◯◯」と「◯◯株式会社」のように、会社名の表記が揺れていないか
こうした点は地味に見えて、Googleにも訪問者にも「信頼できる情報かどうか」を判断される重要な材料になります。
まとめ
今回お伝えした4点は、特別な技術がなくても、今日から確認できるものばかりです。まずは自社のホームページを開いて、titleタグ・meta description・見出し・サイトマップが整っているか、チェックしてみてください。
次回は、「保護者や求職者は、実際にどのように検索してホームページにたどり着くのか」という、検索行動の話を掘り下げていきます。

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