福祉に関するお役立ち情報はこちら

就職活動をしている皆様へ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 児童福祉のお仕事
  4. 放課後等デイサービスの求人事情【神奈川県・現役職員が解説

放課後等デイサービスの求人事情【神奈川県・現役職員が解説

※本記事はPRを含みます

私は現在、放課後等デイサービスで児童指導員として働いています。この記事では、実際に現場で働く立場から、放課後等デイサービスがどんな場所か、求人を見る際にどこに注目すればよいかをまとめます。

放課後等デイサービスとは

放課後等デイサービスは、児童福祉法に基づくサービスで、障がいのある小学生から高校生までの子どもが、学校の放課後や、夏休みなどの長期休暇中に通う場所です。学習支援や生活能力向上のための訓練、友達との関わりを育む活動などを通して、子どもの発達を支援します。「放デイ」と略して呼ばれることも多く、地域によっては数多くの事業所があります。

放デイで働く職種にはどんな仕事があるか

放デイの現場には、いくつかの職種が関わっています。

  • 児童指導員・保育士:日々の活動の企画・実施、子どもたちの直接支援を担当
  • 児童発達支援管理責任者(児発管):個別支援計画の作成、事業所全体の支援の質の管理
  • 機能訓練担当職員:理学療法士や作業療法士など、機能訓練を行う事業所に配置される
  • 送迎ドライバー:学校や自宅への送迎を担当(子どもと直接関わる時間も多く、支援の一部として大切な役割です)

同じ「放デイのスタッフ」という求人でも、どの職種を募集しているかによって、必要な資格や仕事内容が変わってきます。

事業所選びで見ておきたいポイント

放デイは事業所数が多い分、それぞれの特色にも幅があります。求人を見る際は、以下の点を確認しておくと、実際の働き方をイメージしやすくなります。

  • 支援プログラムの特色:学習支援中心か、運動・感覚遊び中心か、SST(ソーシャルスキルトレーニング)に力を入れているかなど
  • 対象となる子どもの年齢層:6歳から18歳までの中で、どの年齢層が中心か。年齢ごとにグループを分けているか、あるいは年齢帯ごとに複数の事業所を分けて運営しているか
  • 対象とする子どもの特性:知的障害、発達障害、身体障害など、事業所によって受け入れの中心となる特性が異なる場合がある
  • 職員体制:児童指導員・保育士の人数、児発管が現場にどの程度関わっているか
  • 送迎の有無・範囲:送迎業務がスタッフの主な業務に含まれるかどうか

最近では、曜日ごとに運動やSSTなどの全体プログラムを固定し、それ以外の日は個別支援にあてる事業所が多いように感じます。プログラムの組み方は事業所によって特色が出やすい部分なので、確認しておくと良いでしょう。

年齢層についても意識しておきたいポイントです。同じ放デイでも、6歳の子どもと18歳の高校生とでは、社会性、特に自制心の発達段階に大きな差があります。年齢によってグループを分けている事業所もあれば、年齢帯ごとに事業所そのものを分けて運営しているケースもあります。

求人票だけでは分かりにくい部分も多いので、面接や見学の際に、実際の1日の流れを具体的に聞いてみることをおすすめします。

放デイの現場のリアル

支援の大変さは、子どもの社会性、特に自制心の発達段階によって大きく変わってきます。ある程度我慢ができたり、周囲に合わせて行動できるようになっている子どもの場合、支援の負担は比較的少なくなります。一方で、施設のルールや他者との協調が難しい子どもの場合、適切な環境づくりができるまで、多少時間がかかることもあります。

支援の基本は、本人を変えようとすることよりも、うまくいく環境をつくることです。例えば、触り心地の良いおもちゃを持たせるだけで大声を出さなくなる子もいれば、一日の予定を細かく示したカードを渡すだけで、その通りに落ち着いて行動できるようになる子もいます。ほんの少しの工夫で安定する子は、実はたくさんいます。そうした、ちょうど良い解決策が見つかった瞬間は、支援者としても大きな達成感があります。

一方で、本人に変化や成長そのものを求める場合は、少しずつ変化を促しながら、根気強く向き合うことが必要になります。

以前、「挨拶ができるようになってほしい」という保護者からのニーズがありました。「挨拶して」と伝えてすぐにできるようになるなら、誰も苦労はしません。そこでまずは、スモールステップで向き合うことにしました。

最初の1か月は、事業所に来て自分の近くに来てくれたら、とにかく褒めることから始めました(お菓子を使うこともありました)。近くに来ると良いことが起きる、という経験を繰り返すうちに、2週間ほどで、自分のところに来ることが当たり前になりました。

次の段階では、自分に向かって話しかけてもらうことを目標にしました。話す内容は何でも構いません。「あー」「うー」「いやだ」でも、何を話しても褒めるようにしました。すると、「事業所に来て、自分に話しかける」という一連の流れが、ルーティンとして定着していきました。

ここまで来て、ようやく挨拶を促す段階に入ります。近くに来たら、相手が何を言っても、必ずこちらから「こんにちは」と伝えます。そして、少しずつ真似をするよう促していきました。これを1か月ほど繰り返し、ようやく挨拶ができるようになりました。

専門的には、これは応用行動分析の考え方に基づいた支援です(応用行動分析については、また機会があれば別の記事でご紹介します)。挨拶ができるようになるまでに、合計で2か月ほどかかりました。子どもの成長は、本当にゆっくりとしたものです。

神奈川県での放デイ求人事情

神奈川県内には数多くの放課後等デイサービス事業所があり、児童指導員・保育士の求人は継続的に出ている状況です。未経験からでも応募できる求人が多い一方、事業所によって支援方針や職場の雰囲気にはかなり差があるため、複数の事業所を比較して検討することをおすすめします。

神奈川県で放デイの求人を探すなら

医療・介護・福祉分野の求人を幅広く扱う「かる・ける」では、放課後等デイサービスの求人も掲載されています。神奈川県内で求人を探している方は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

[かる・けるで求人を探す(リンクはA8.net審査完了後に設置)]

まとめ

放課後等デイサービスは、事業所ごとに支援プログラムや職員体制の特色が大きく異なる職場です。求人票の条件だけでなく、実際にどんな活動をしているか、どんな子どもたちが利用しているかまで確認した上で、自分に合った職場を選ぶことをおすすめします。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

月を選択