放課後等デイサービスへ転職して後悔する人の特徴7選 後半
放課後等デイサービスへ転職して後悔する人の特徴7選【後半】
「思っていた仕事と違った」「この職場、自分には合わなかったかも」。転職後にそう感じないために、実際によくある後悔のパターンを7つに整理しました。
子どもが好きという理由だけで転職した人
「子どもが好きだから放課後等デイサービスで働きたい」と考える方は多くいます。もちろん、その気持ちはとても大切です。しかし、実際の仕事は子どもと遊ぶことだけではありません。
毎日の支援記録の作成、保護者への報告や相談対応、学校との連携、会議など、子どもと直接関わらない業務も数多くあります。
特に支援記録は、「今日は何をしたか」を書くためだけのものではありません。どのような場面で困り、どのように支援し、その結果どのような変化が見られたのかを記録し、次回以降の支援につなげる大切な資料です。
残念ながら、現場によっては形だけになってしまっているところもあります。しかし、本来は子どもの成長を支えるための重要な仕事です。
子どもが好きという気持ちに加え、「子どもの成長を支えたい」という思いを持てる人ほど、長く働き続けられるでしょう。
支援方針を確認せず転職した人
放課後等デイサービスは、同じ制度の中で運営されていても、支援方針は事業所ごとに大きく異なります。そのため、求人票だけを見て転職先を決めると、「思っていた支援と違った」と後悔することがあります。
見学で確認しておきたいこと
- どのようにアセスメントを行っているか
- モニタリングはどのように実施しているか
- ケース会議はどのように進めているか
これらを確認すると、その事業所が支援をどれだけ大切にしているかが見えてきます。私自身も複数の事業所を見学しましたが、求人票だけでは分からない違いが数多くありました。
良い事業所=給与が高いと思っている人
給与はもちろん大切です。しかし、それだけで職場を選ぶと長続きしないことがあります。
以前、私が相談を受けた支援者の方は、就職してから約5年間、充実した毎日を送っていました。
ところが、尊敬していた臨床心理士の先輩が退職すると、急に仕事への意欲を失い、1年も経たないうちにうつ病となって相談に来られました。
話を聞いていくと、その方は「専門性を高めながら働くこと」に大きなやりがいを感じるタイプでした。しかし、先輩が退職した後は、経験や勘を重視する雰囲気へと変わり、自分が理想としていた働き方とのギャップが大きなストレスになっていたのです。
このように、自分が仕事に何を求めているかによって、合う職場は変わります。
「子どもを変える仕事」だと思っている人
支援では、「もっと頑張ろう」「ちゃんとやろう」と伝えるだけでは改善しないことが少なくありません。
靴を片付けられない子どもに対して、「右側の箱へ入れてね」と何度伝えても難しかったケースがありました。しかし、箱を色分けし、「緑の箱」「青の箱」と視覚的に分かりやすくしたところ、自分から正しく片付けられるようになりました。
クリーニング工場で働く方に対し、担当者は「ここで失敗すると後工程が困る」「お客様に迷惑がかかる」と、一生懸命説明していました。しかし、作業はほとんど改善しませんでした。
そこで私は、まず実際に手本を見せ、難しい部分は手を添えながら一緒に行う方法へ変更しました。これは、作業を段階的に身につけてもらう指導方法の一つです。すると、約20分で作業は大きく改善しました。
支援とは、「相手を変えよう」とすることではなく、「その人に合った伝え方や教え方を考えること」でもあります。
学べる環境を確認しなかった人
新人教育の充実度は、事業所によって驚くほど違います。
私が最初に就職した行政機関では、座学研修が約4か月、その後OJTが約5か月と、非常に手厚い研修体制が整っていました。一方で、半日ほど説明を受けた後は、「分からないことがあれば聞いてください」という職場も経験しました。
また、担当者ごとに教え方や考え方が異なり、「昨日と言っていることが違う」と戸惑うこともありました。
見学で確認しておきたいこと
- 座学研修はあるか
- 指導担当者は決まっているか
- 新人教育はどのように行われるか
私自身の経験では、「ケース会議があるからOJTも兼ねています」という説明だけでは、新人教育としては十分とは言えないケースもありました。
「どこでも同じ仕事」だと思っている人
放課後等デイサービスは、どこも同じように見えるかもしれません。しかし、実際には事業所ごとに大切にしている考え方が異なります。
事業所ごとに見られる、大きく分けた3つの傾向
- 本人に寄り添い、安心できる居場所づくりを重視する事業所
- 自立や社会性の向上を重視し、成長を促す支援を行う事業所
- 一人ひとりの特性やニーズに合わせた個別支援を重視する事業所
もちろん、実際にはこれらが組み合わさっていることがほとんどです。大切なのは、「どれが正しいか」ではなく、「自分が大切にしたい支援と合っているか」を確認することです。
「自分はどんな支援者になりたいか」を考えなかった人
最後に、一番大切なことです。
私は転職活動をするとき、「どんな職場で働きたいか」より先に、「どんな支援者になりたいか」を考えていました。私が目指していたのは、利用者の潜在的な可能性をできる限り引き出せる支援者になることです。
そのためには、相手を正しく理解する必要があります。だからこそ、見学ではアセスメントやモニタリングの方法について質問していました。
その結果、見学に行った5つの事業所すべてから、その場または後日、面接前に採用の意思を示していただきました。
もちろん、これが誰にでも当てはまるわけではありません。しかし、「どんな職場がいいか」を探す前に、「自分はどんな支援者になりたいか」を考えることは、後悔しない転職につながると私は感じています。
まとめ|転職で後悔する人に共通する7つの特徴
- 子どもが好きという気持ちだけで仕事を選んでしまう
- 支援方針を確認せずに転職してしまう
- 給与だけで職場を選んでしまう
- 子どもを変えることばかり考えてしまう
- 学べる環境を確認していない
- どこでも同じ仕事だと思っている
- 自分がどんな支援者になりたいかを考えていない
転職活動では、給与や休日などの条件を見ることも大切です。しかし、それと同じくらい、「その職場ではどのような支援を行っているのか」「自分が目指す支援者像と合っているか」を確認することも重要です。

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